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 週末に、Kindle電子出版を行った。それがKindleストアに登録された。
最初のタイトルは、「Alice is a dog」  http://amzn.to/bxrvf0
2つめは、「DenYaMon @ United States Patents」  http://amzn.to/9bpfhM だ。

 最初のものは、犬のミニフォトブック。昔から作ってみたいと思っていたものだ。
当初は、紙での出版を考えていて、色々と調べたが、コスト的に合わなかった。
35枚のワンコの写真が含まれている。データ作成は非常に容易だった。
mobipocket creatorという(フリーの)ソフトを使って、jpegデータを流し込んでいった。
それにDRMを付加して、アマゾンDTPにアップロード。こちらは、1晩ほどで、承認された。
手元のキンドルハードをPCにUSBでつないで、DRMをかけていないものを流し込むと、
実際にどういうふうに表示されるかを確認できる。キンドルの画面にあわせたデータの縮小は手元のPCで行った。
幅が600ピクセルを超えると、隣のページにはみ出るようで、ページ送りが煩雑になる。
最終的に、iPhone、iPad、PCのキンドルリーダーでも表示の確認を行った。MACでの確認も行いたかったが、手元にMACがないので、これは断念した。
 iPhoneのキンドルリーダーで表示させるのが私のお好みだ。
カラーだし、いつでも見ることができる。

 一本のコンテンツを購入すると、購入者のいずれのデバイス(ハード、ソフト)でも表示できるのはありがたい限りだ。
机の上に、資料を色々広げて「調べ物をする」という従来のスタンスに近いことが容易にできる。
キンドルのハードが3つくらいあってもいいかとも思ってしまう。
小さいの、大きいの、カラーの。それらを並べて、あっちを見ては、こっちをみる。

 2つめは、ブログの内容を本にしたもの。日本語だ。
詳細は、こちらをご覧ください。 http://bit.ly/cJqsqI     http://bit.ly/96Gdis
これのキンドル版だ。

 現在、キンドルは日本語を表示するフォントを持っていない。
そこで、ページをイメージデータに変換して、データを作った。 iPhoneでも表示できるサイズにした。
かなり実験的なコンテンツだ。
 最初は承認がおりなかった。70%ロイヤリティプランを選んだのだが、
データサイズの制限があり、これにNGをくらった。
35%プランに変更して申請をすると承認された。

 ただ、良く分からないのは表示価格だ。私が設定した価格よりも2ドルほど、どちらも高い。
たぶん、設定価格は、米国内向けの価格になっているんだろう。
日本向けは、3G回線のローミング代が含まれているのかもしれない。
「70%」という数字ほど、「印税」は高くないという印象だ。

 今月末?に、キンドル(ハード)で日本語が表示されるものが販売開始になる。
ソフトウェアキンドルも近いうちに、日本語表示が可能になるのだろう。

 オーサリング側がどうなるか情報はないが、mobipocket creatorには「日本語」を選ぶメニューがある。
だが、現状では、出来たデータはばけばけで、ツールのせいか、表示の問題かは切り分けができていない。

日本語フォントが搭載されたキンドルが手元に届いたら、確認する予定だ。
今年の末から来年にかけて、キンドルは日本語関係が騒がしいだろう。

 日本語で出版できることはとても楽しみだが、キンドルの本質は「相手は世界」ということで、英語が基本だろう。現在、英語のコンテンツを準備中。 今回の出版の際に、キンドルでのノウハウ本をキンドルで読んだ。
知らない単語にカーソルを持っていくと、説明が画面の下側にでる。
これはとても便利だ。iPadキンドルソフトでは最初これが出きずに不満だったのだが、
Appsをアップデートすると、辞書がダウンロードされてきて、それからできるようになった。
iPad版では辞書だけでなくWikiにもカーソルを合わせるだけで飛べる。
進化している。


 日本に在住の場合は、アマゾンからの支払いは小切手のみとなる。
社会保障番号の登録も不要だ。ISBN番号もなくてOK。
これで、後は、アマゾン日本のサイトでDTPが日本語になるのを待つばかりだ。
一気呵成に、日本語コンテンツの投入、WEBサイトの日本語化、DTPの日本語化をやってくることを期待している。
今年もあと、4ヶ月を残すのみだ。電子書籍、電子出版にとってはわくわくの4ヶ月になりそうだ。

門伝也(もん でんや)
http://mondenya.blog49.fc2.com/

https://twitter.com/mondenya
メイキング的な話をつぶやき中。


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2010.08.04 Wed l お知らせ l コメント (0) トラックバック (0) l top