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#Moderna #COVID-19
Why Moderna was able to make a vaccine in 3 days
「モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか」インターナショナル新書 089
https://www.honyaclub.com/shop/g/g20505943/
上記の書籍を読み始めた。
3回目のコロナワクチン接種にモデルナを選択した。
1,2回目はファイザーだったのだが、3回目は「調達」問題でモデルナを
選んだ。副反応を心配していたが、1,2回目よりも遥かに楽だった。
そういういきさつもあり、モデルナに興味を持った。
そういう時に、上記の書籍に出会った。
「モデルナとは製薬業界でのアマゾンである」と前述の書籍の著者は述べられている。
DXが肝の様だ。
この本を読みながら、Modernaについて、特許面から調べて行って見ようと考えている。
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2022.02.24 Thu l 最近読んだ本 l コメント (0) トラックバック (0) l top
#Boston Dynamics #ボストン・ダイナミクス
Boston Dynamics Technology Survey

一度は、そのロボットの動画をご覧になられたことがあるのではないだろうか?
https://www.bostondynamics.com/
このページには
犬の様な4足歩行ロボットのSpot。腕をもつものと、探査ソリューション版があるようだ。
さらに、人型ロボットのAtlas。バク天もできるびっくりマシンだ。
これらのロボットたちを開発するにあたって、肝となった技術を
特許情報から分析していこうと言うシリーズだ。

 ボストンダイナミクスは、親会社が頻繁に変わっている。
元々がMITスピンアウト。
さらに、GOOGLEとその親会社。
ソフトバンクグループ。
さらに、現代自動車の資本が加わっている。
今後も、資本のつながりを通した技術の伝搬が各分野でなされていくだろう。

 さて、この様な親会社が頻繁に変わる会社の場合は、
会社名だけで、特許検索をかけたのでは、技術の全貌が見えないことが多い。
かと言って、関連した親会社の特許も全て含めて、解析したのでは
母集団が大きすぎて収集がつかない。
こういう場合は、コアとなる人から、特許の連名者をたどって行くのが良い。
同姓同名リスクはあるが、居住地などで判断はできる。

 今回は、ボストンダイナミクスで1次母集団を決め、
そこから特許連名者のリストを出し、さらにその連名者達の
特許を母集団に含めた。

 技術開発は人間が行う。
人と人とのつながりを重視して、重要特許群を抽出する。
人と人のコネクションの重みを、共同発明数で計算して、
コネクションマップを作成し、そこからキーエンジニアを抽出した。
その結果、
(1)BLANKESPOOR_KEVINとDASILVA_MARCO
(2)POTTER_STEVENDとSAUNDERS_JOHNAARON
(3)BERARD_STEPHENとSWILLING_BENJAMIN
を抽出できた。
(1)の連名特許には、ロボットのスリップ回避技術が多数ある。
前述のSpotやAtlasなど、スリップ回避が重要であったことが覗える。
(2)の連名特許ではロータリー式の油圧バルブのものが多い。
これもロボット実現のためのキー技術に違いない。
(3)の連名特許では、2足歩行ロボットの制御方式に係るものが多い。
このあたりの制御方式が進化して、前述の「バク天ロボット」を実現したのだろう。

これから、どういう技術を見せていってくれるのか、とても楽しみな企業だ。


2022.02.19 Sat l 特許その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top
With コロナ技術開発について (With COVID-19 Tech)
==米国特許を通して探る==
「未来は、裾野に宿る」
新しい技術、アイデアの方向は常に分布の裾野にいる。
「With コロナ技術開発」の裾野の探索を開始する。
IPC(国際特許分類)を使って、分布を調べた。
ピークはA61K31:有機活性成分を含有する医薬品製剤 当然の結果だ。
さて裾野として、下記の2つを見てみる。
G06Q10:管理;経営
G06F1:データ処理装置の細部
となっている。

G06Q10からはひとつの特許群を紹介する。
FMILYID=72615906でまとめられているイスラエルのBEAMUP社の特許群だ。
オフィスなどの部屋の間取りを最適化する技術だ。

G06F1には
「使い捨て可能な電話ケース」「発熱している人が近くにいないかを調べるシステム」
「バイオマーカーをモニターできるウェアラブルデバイス」などがあり興味深い。

(続く)
2022.02.07 Mon l 特許その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top
#宇宙産業

「宇宙」という言葉は、スタートレック世代には、特別な響きがある。
夢であり、未来への希望でもある。
大阪万博の時に、2時間並んで、月の石をみた記憶が今も鮮明によみがえる。

 最近、イーロンマスク氏の力か、「宇宙」という言葉が再び輝いているように思える。
そこで、今回、「宇宙産業」について、米国特許調査を介して、実情を探ってみた。

 まず、社名に「宇宙」#SPACEを含むものを検索し、解析した。
これを元に関連する国際特許分類を把握し、そこから、B64G1(宇宙飛行体FO)を調査対象とした。
過去5年間に成立した米国特許を母集団とした。

 今回は、「人」「エンジニア」に注目したい。
主たる発明者である筆頭発明者で分類を行って、キーパーソンを抽出した。
そこから何人かの特許について紹介したい。

D氏(ボーイング社):Artificial gravity system(人工重力システム)という特許名称が並んでいる。
SF的な特許名称だと思ってわくわくするが、実際は、回転によって人工重力を発生させるものであった。
https://patents.google.com/patent/US10081444B2/en?oq=10081444

T氏(ローラル社):小型衛星などの北極軌道投入に関する特許が多い。
http://www.loral.com/Home/default.aspx

B氏(THALES):巻き取り可能な(ソーラーパネル、アンテナ)の構造特許が多い。
https://patents.google.com/patent/US9669949B2/en?oq=9669949

燃料電池などの様に、宇宙用に開発された技術が、身近な製品に応用される例も多い。
「宇宙産業技術」は未来の技術を垣間見ることができる貴重な領域だ。

#spacetechnology #elonmusk #spaceindustry
#SPACE #StarTrek
2022.02.07 Mon l 特許その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top
TEAM ------------

ちょくちょくUSBメモリを買い足している。
最近、TEAMGROUPというメーカーのものをしばしば購入するようになった。(コスパが良い。)
ただ、数年前には、聞いたこともなかったメーカー名だ。

どういう会社なのか興味が出て、調べてみることにした。
https://lnkd.in/e-bZ99pY
によると、
「メモリ製品の技術研究開発と製造の世界的な普及を先取りし、取締役会長の夏澹寧は台北で1997年に本社を設立しました。」
とある。
また、
「オーバークロックメモリモジュールにおいて業界を最新技術でリードしている。」ともある。
HPによると2019年台湾証券取引所に上場とのこと。
そのあたりから、GOODデザイン賞受賞など、活発に活動している。

半導体メモリに技術ルーツを持つ筆者としては、技術面から探ってみたくなる。

その前に、
TEAMという言葉を社名に含むところに興味が行った。
チームワークは重要であるとしばしば言われるが、そのTEAMという言葉を
社名に入れてしまう会社は少ないのではと考えた。
まずは、米国特許上で社名に「TEAM」という言葉を含む企業を探ってみることにした。
いったい、どういう企業が社名に「TEAM」という言葉を含めているのかという調査だ。

そこから、「発明者」視点で(USBメモリ)技術開発の流れを明らかにしていってみようと思う。

なお、この調査はあくまでも、「米国特許」という切り口で行っていることに留意されたい。
社名に「TEAM」を含む国別特許件数で最も多いのは台湾だ。
ただ、その中身は、「Team Worldwide Corporation」一社だ。
特許的には、「空気圧」を使った何かが多い。USBメモリとは、関係がなさそうだ。
2番目は、スイス。工業デザインが主。
3番目はイスラエル。セキュリティ、ロボットなど。
4番目は、ドイツ。電子、機器装置類が多い。
スイス、ドイツでは「職人堅気」の流れを引く企業が「TEAM]という文字を、企業名に含めていると
考えると楽しくなる。「職人ギルドの末裔」か?
5番目は、コロンビア。「代替食料系」が多い。

社名に想いを込めた起業家の心意気を、ふわっと感じた。

2022.02.07 Mon l 特許その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top