Q:No SQLと比べて、RDBが得意でない処理は何か?
A:RDB (Relational Database) は、NoSQL と比べてより関係性のあるデータの取り扱いに適しています。一方、RDB が得意でない処理は以下のようなものがあります。
大規模なデータ処理
RDBMS は、大量のデータの処理には向いていません。膨大な量のデータを処理する場合、データベースのレコード数が増えるにつれて、RDBMS のパフォーマンスが低下する可能性があります。そのため、NoSQL データベースのような水平方向のスケーリングによってデータ処理を分散することがよくあります。
非構造化データの処理
RDBMS は、テーブル形式でデータを格納するため、非構造化データの処理には適していません。たとえば、NoSQL データベースのように、ドキュメントデータベースでは JSON ファイルや XML ファイルなどの非構造化データを処理することができます。
柔軟なスキーマの変更
RDBMS は、スキーマを変更することが難しい場合があります。たとえば、テーブルに新しい列を追加する場合、既存のデータに影響を与える可能性があります。一方、NoSQL データベースでは、スキーマレスのデータモデルを採用している場合があり、柔軟なスキーマ変更が可能なことがあります。
トランザクションの処理
RDBMS は、トランザクション処理に特化しています。しかし、高速な書き込みが必要なアプリケーションにおいて、トランザクション処理によってパフォーマンスが低下することがあります。そのため、NoSQL データベースでは、ACIDプロパティーを弱めることで高速な書き込みを実現する場合があります。
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