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 バイオインフォマティクスとは、ゲノム配列やたんぱく質の構造配列情報をデータベース化し、
それをコンピュータで処理をすることによって、新しい機能を持つ薬などを
効率的に発見しようとする
ものです。
 対象データはバイオインフォマティクスという言葉を本文中に含む米国特許です。



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 まず全体的な傾向を見て行きます。
 権利者別集計で目立つのはデュポン酵素関係の特許が多いようです。
 圧倒的に多くの特許を持つのは、スミスクライン社。ヌクレオチドや遺伝子配列、クローンニングに関する特許が多いようです。バイオインフォマティクスを用いて、実際に研究開発を行っているのでしょう。

 特許の主たる分類を示す筆頭米国分類を見ると435化学が多く、その中でも435/69.1 Recombinant DNA technique included in method of making a protein orpolypeptide.(タンパク質またはポリペプチドを作る方法に含まれる組換えDNA技術。)に集中しています。この分類に於ける権利者を見ると先のスミスクラインが90%以上を占めています。

 次に特許の裾野を見ていきたいと思います。ここでは、コンピュータ関係の分類である米国分類の700番台に注目したいと思います。
個別に興味深い特許を見ていきたいと思います。

●Number(Issue):5,856,928( January 5, 1999 )
Title:Gene and protein representation, characterization andinterpretation process.
タイトル: ジーンおよびタンパク質表現(特性試験および翻訳プロセス)。
Inventors :Yan; Johnson F.:
 不思議な特許です。数学者が書いた論文のような雰囲気があります。
発明の目的は
"Therefore, it is a principal object of the present invention to provide
a numeric coding method to represent, manipulate and analyze gene and
protein sequences." とのことで、遺伝子やたんぱく質のシーケンスを表現、分析するための数的コーディング方法に関する発明だそうです。ちなみに個人による特許です。

●Number(Issue):6,263,287( July 17, 2001 )
Title:Systems for the analysis of gene expression data.
タイトル:遺伝子式データの解析のシステム
Assignee:Scios Inc.:
Inventors:Zheng; Qiang:Garrard; Lisa Jane:
 この特許は遺伝子データ解析のためのコンピュータに関する特許です。
 コンピュータやデータベースの構成、さらにグラフィカルユーザーインターフェースまで書かれています。実際の、商用システムに関する特許ではないかと思われます。

●Number(Issue):6,321,163( November 20, 2001 )
Title:Method and apparatus for analyzing nucleic acid sequences.
タイトル:核酸シーケンスを分析するための方法と装置。
Assignee:Genetics Institute, Inc.:
Inventors :Graham; James R.:Gulukota; Kamalakar:
この特許は、タイトルにあるように核酸の並びを分析するためのものです。
 核酸の並びをある評価関数を用いて評価していき、その値が閾値を超えたときに、たんぱく質に関する情報がコーディングされていると判断するというもののようです。

●Number(Issue):6,125,383( September 26, 2000 )
Title: Research system using multi-platform object oriented program
language for providing objects at runtime for creating and manipulating
biological or chemical data.
Assignee :Netgenics Corp.:
この特許はドラッグディスカバリーシステムのためのコンピュータに関するものです。やはり、プログラムに関する内容とユーザーインターフェースに関するものが記載されています。

●Number(Issue):6,185,548( February 6, 2001 )
Title:Neural network methods to predict enzyme inhibitor or receptor
ligandpotency.
Assignee :Albert Einstein College of Medicine of Yeshiva University:
この特許はニューラルネットワークの手法を用いて
A new method to analyze and predict the binding energy for
enzyme-transition state inhibitor interactions is presented.
するものです。


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  探検隊長より

バイオインフォマティクス関連の明細書の図面を見ていると、
見慣れたコンピュータ関係の図面やフローチャートがあるかと思うと、
遺伝子などの配列の図面や、解析時にもちいるグラフなどが混在して現れます。
学際というのはこういうところ(場所)を言うのだろうなと漠然と感じます。
 また、商用システムそのものを特許に書いたと思われるものも何点かあり、
これらのシステムがスミスクライン社などの創薬活動の役にたって、その結果、
多くの(薬に関する)特許が生まれているのだろうと想像されます。





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2008.12.01 Mon l 特許探検隊分室 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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