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 今回は、ベンチャービジネスを起こされた方、これから起こそうとされている方に特に読んでいただきたいという想いで原稿を書いています。
テーマは「米国半導体ベンチャーに学ぶ特許大作戦」ということで、メモリーIPプロバイダーであるR社のケースを題材に見ていきます。
素材は主として発明者別、及び筆頭発明者別分類の優先年表示、及び成立年表示です。



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 まず、発明者別の分類の特徴を簡単に述べさせていただきます。
調査期間は2001年までですが、その2001年までの成立特許における発明人口は、約90人です。そのうち筆頭発明人口は約30人余りです。 
その中で非常に特徴的なものは、H氏(大学の先生でもありファウンダーの一人です)の特許です。この方は、優先年表示から判断されるのですが、90年に特許起源を持つ約30余りの特許に関わっておられます。そしてそれ以降、ほとんどR社名義の特許にはかかわってられません。
 そしてそれらの特許は、93年から成立しはじめて、2000年に成立のピークを迎えていることがデータからわかります。
 また特徴としては、この方は、R社名義の特許で、筆頭発明者になっているものは、それほど多くはありません。

 もうひとかた、ファウンダーの方がいらっしゃるのですが、その人は、かなりの特許で筆頭発明者になっておられます。
そして、93年以降、多くの特許が成立しているのですが、ライセンス交渉において、非常に力のあったのは、90年に特許起源を持つ特許分であるという話です。

 彼らの「特許大作戦」を独断で判断しますと、会社設立の動機となったアイディアに特許資力(人、金、物)を集中投資して、弁護士の費用等を払って、継続的にその中から特許の発掘を行なって成立させていると考えます。
 具体的には、明細書の中に書いてあるアイディアなどをどんどんその時々の状況に応じてクレームアップ、すなわち特許請求項にあげていくという作戦を取っています。
この際の私の考える重要な点というのは、「数で圧倒する」ことも大切、という点です。これは、請求項(クレーム)総数が極めて多いと反論するのにもかなりの体力がいるというのが一目でわかり、権利行使をする際に相手に戦意を喪失させるという効果もあるからです。

 ここで、R社から離れ、一般的にIPビジネス(特許を含めたライセンスビジネス)を展開しようとする際の教訓をまとめたいと思います。

.「起業するぞ」と決心させたアイデアを大切にする
   大切にするとは、
 (1)特許として出願する。
 (2)必ず、分割や継続を、繰り返して、常に審査中の出願をキープして、状況の変化に備える。
 (3)出願時には将来のクレームアップ(当初は請求項になかった明細書中のアイデアを請求項
    にすること)に備えて、考えられることを全て明細書中に書いておく。
  などです。

2.ベンチャーとして資金調達ができたら、かなりの金額を特許対策費として確保する
  これは、日本人の場合は、かなり意識してやらないと、日々の忙しさにまぎれて、
  なおざりになりそうな点です。特に、コアとなったアイデアを出した技術者が経営者となる場合は、
  要注意です。慣れない経営のために、弁理士との打ち合わせ時間が十分に取れないことなど、
  ありそうなことです。ちなみに、先ほどのR社の場合は、技術と経営が完全に分離しています。

3.IPベンチャーに理解のあるいい特許事務所と仲良くする



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  探検隊長より

ベンチャービジネスにとって特許は極めて大切なものです。
今後も、ベンチャービジネスの参考となるような情報を発信していきたいと考えています。




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2008.11.16 Sun l 特許探検隊分室 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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